イチローの年棒伸び率が900%アップした時があったって本当!?
2016/04/15
イチロー選手の年棒についてみていくと、一気に900%も年棒がアップしている時期があるんです。今回はその「年棒900%伸び」の実態に迫りたいと思います。
イチロー選手の年棒が900%アップしたのはいつ?
イチロー選手の年棒が900%アップしたのはいつかといいますと、ずばりプロ4年目の1995年の年です。
金額でいうとプロ3年目の年棒800万円から1年で一気に8000万円。桁違いの年棒のアップ率ですよね。これが900%の伸び率の実態です。
ちなみに、この契約更新の際に「鈴木一朗」から「イチロー」に改名されました。若い世代の方々は知らないかもしれませんが、イチロー選手も最初はフルネームで選手登録されていたんです。(笑)
なぜそんなに年棒がアップ?
では、なぜイチロー選手の年棒がこんなにまでもアップしたのでしょうか。それはプロ3年目のシーズンでの記録がすべてを物語っています。
打率.385、本塁打13本、打点54、盗塁29、得点111、出塁率.455、安打数210本。
当然ですが、首位打者でパリーグ最優秀選手賞を受賞してます!
なんといってもプロ三年目でシーズン200安打を達成してしまったのですから驚きですよね。当時のイチロー選手の出場試合数が130日ですので、1試合あたりの安打数1.62本です。
つまり、数字上、ノーヒットの日がなかったどころか1試合に2本以上打っている試合の方が多いということです。脱帽するしかないですよね(笑)
こういった歴史的大活躍をしたイチロー選手に対して、オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バッファローズ)が用意したご褒美が年棒900%アップだったということです。
イチロー選手が一流たる所以
イチロー選手はやっぱり一流だなと感じるのは、実は次のシーズンなんです。1995年の成績は下記のとおりです。
打率.345、本塁打25本、打点80打点、盗塁49、得点104点、出塁率.432、安打数179本。
イチロー選手はこの時、首位打者、打点王、盗塁王、最多安打、最高出塁率と、本塁打王以外の個人タイトルを総なめしてます。
何が言いたいかといいますと、1年前に900%もの年棒アップで200安打達成打者ということでメディアも世間も一気にイチロー選手に注目していたわけです。プレッシャーもあったでしょうし、もてはやされて調子に乗っていてもおかしくありません。
しかし、どれだけ世間が注目していても、どれだけもてはやされようとも、イチロー選手の成績には一切のブレはありませんでした。
一流の選手は絶対に心を乱しません。どんなときもやるべきことを、継続してやり続けての結果だということを示してくれたのです。改めてイチロー選手のメンタルは本物だなと感じますよね(笑)