イチローがついに王監督の得点記録を抜いた!? 二人の記録の比較!!
イチロー選手は王監督がもつ日本球界最多の得点数を抜きました。日米通算得点数の記録ではありますが、偉業を成し遂げたことには違いありません。今回はこのイチロー選手と王監督、この二人の得点数について比較してみたいと思います。
打点と得点数のちがいとは?
得点数ってそもそもどんな記録なのでしょうか?この得点というのはよく打点と間違って覚えている人がいますので、まずは簡単にご説明いたします。
打点というのは、打った打球が原因でランナーがホームインをして点数が入ったことに対して、得点というのは、自分がホームインしたときに数えられる点数のことです。簡単に言うと自分が何回ホームベースを踏んだかということです。
よって、毎回ヒットなどでチャンスメイクすることを仕事として求められる1番バッターとしてはこの得点数が高いということは非常に価値のあるものになります。
二人の最多得点数の記録を比較
イチロー選手が更新するまでは王監督がこの最多得点記録を持っていました。王監督の記録は通算「1967得点」です。この記録を2015年の4月にイチロー選手は上まりました。
イチロー選手は日本とアメリカと両方の国で活躍をしています。したがって、イチロー選手の場合は王監督違って、日米通算得点数になります。
メジャーリーグは162試合あるのに対して、日本プロ野球は130試合しかありませんでした。したがって王監督の方がイチロー選手よりも圧倒的に試合数が少ないのです。ちょっと公平とは言いにくいですよね。
公平さに欠ける点についてはイチロー選手本人も口にしていましたし、実際そうだと私も思っています。イチロー選手は、
「王さんの記録は自分より偉大だと思う。」
「自分とは人としての出来が違う。」
と、いうコメントも残しています。比較出来ないというメッセージを伝えることで、王監督への敬意を忘れないあたりがさすがはイチロー選手ですよね。
私個人的には、王監督の記録も、イチロー選手の記録も「スーパースターが築き上げた大記録」という点では変わりないと感じていますけどね(笑)
イチローには他にも喜びがあった!?
イチロー選手はこの記録を達成したときに、王監督の最多得点数の記録を超えたことよりも嬉しいことがあったようです。
それはこの最多得点数の記録更新を自分のことのようにチームメイトが共に喜び、祝福してくれたからです。
共に戦っている仲間から祝福してもらえることや、アメリカに住む多くのファンから称賛してもらえることはイチロー選手にとっては特別な意味をもつのです。
イチロー選手はマリナーズ時代の最後の数年、ならびにヤンキース時代というは、ほとんど自分だけで闘ってきたような感覚だったのだと思います。
だからこそ、マーリンズのチーム内にある選手同士を思いやる風潮はイチロー選手をある意味救ったのです。
共に喜びを共有できる仲間がいるということは、本当に大切なことだと気づかされますよね。